妊娠するということは新しい命がお腹に宿るということ。何を食べたら良いのだろう、食べてはいけないものってあるのかな?と妊娠初期は特に気になりますね。
今回は妊娠初期にオススメの食べ物、控えたい食べ物を中心にお伝えしていきます。
目次
つわりで食べられなくても大丈夫
私もそうでしたが、妊娠初期はつわりでご飯がほとんど食べられないという方は多いです。そうすると「赤ちゃんに栄養は行ってるの?」と心配になることもあるかと思います。
でも大丈夫です。胎盤が完成する妊娠16週くらいまでは、赤ちゃんは母体に蓄えられた栄養でしっかりと育っています。なので仮に食べられなかったとしても、あまり心配しすぎないでください。
実際私も妊娠初期は果物以外のものをほとんど口にできず、もともと瘦せ型なのに3kg痩せてガリガリになりました。でも経過は順調。「赤ちゃんの体が小さい」ということもありません。
ただ、あまり食べられないと母体が心配です。様子を見て主治医に相談してみてください。点滴などの処置をしてくれることもあります。
妊娠初期に注意したい食べ物は?
食べ物がきちんと食べられる妊婦さんは、妊娠初期のみならず妊娠中以下のものを食べるとき注意してください。
(1) うなぎ、レバーの摂りすぎに注意
うなぎとレバーにはビタミンAがたくさん含まれています。これらを食べ過ぎると赤ちゃんが奇形になる危険性があるそうです。うなぎは1週間に1回以下、レバーは1週間に40g程度に抑えましょう。
ただ、全く食べてはいけないわけではなく、特にレバーはビタミンB群や鉄分が豊富なので、適量を守りながらうまく取り入れるといいですね。
(2) 生ものに注意
妊娠中は普段よりも免疫力が弱く、食中毒にかかりやすくなっています。なので生卵、寿司、刺身などの生ものは控えた方が無難です。
ただ、寿司と刺身に寄生するアニサキスという寄生虫は冷凍処理すると感染力を失うので、解凍のものを食べれば問題ないでしょう。ただし、マグロ、金目鯛、メカジキには赤ちゃんの発育に影響する水銀が含まれているので、1週間に80g程度に抑えましょう。私は月に1回ほどにしていました。
(3) 生肉はNG
ユッケやローストビーフ、レアステーキといった生肉を食べると,トキソプラズマ症という感染症にかかるリスクがあります。
妊婦がこれに感染すると胎児にも感染し、様々な障害が生じる可能性があるだけではなく、最悪流産や死産を引き起こすこともあります。
「1回生肉を食べただけなのに感染した」というケースもあるので、生肉は絶対に食べないでください。お店でステーキを食べるときは必ずウェルダンにしましょう。
妊娠初期に積極的に摂りたいもの
こちらも妊娠初期のみならず、妊娠全期間を通じて積極的に食べていきましょう。
(1) 葉酸を多く含むもの
葉酸には、細胞の増殖に必要なDNAの合成を促す働きがあります。体の様々な器官が作られる妊娠初期には特に重要です。緑黄色野菜や果物、豆類などに多く含まれています。初期はサプリメントで補うのもオススメです。
(2) 鉄分を多く含むもの
妊娠中は血液量が増え、赤血球濃度が低下し貧血になりやすいです。鉄分には貧血予防効果があります。赤身肉や大豆製品、あさり、青菜類に多く含まれています。
(3) カルシウム
カルシウムを摂ることによって赤ちゃんの骨や歯が丈夫に育ちます。乳製品、小魚類、大豆製品を積極的に摂りましょう。
最後に
妊娠中は食べ物の制限が多く、ストレスがたまってしまうかと思います。
しかし、最低限のことだけを抑えればそんなに神経質になることもありません。いろいろなものをバランスよく食べることが大切です。ぜひ妊娠初期の食生活を楽しんでくださいね。