ヨガでのリラックスは、ぎゅっと緊張することとふっとゆるめる弛緩によって生まれます。
吸う、吐く、曲げる、伸ばす、反らす、丸めるなど、ヨガのポーズで繰り返し行います。
実はこの言葉は、陣痛の時に痛みを和らげたり、
分娩時にいきむときに助産師さんが指示を出すときによく使われるワードなんです。
緊張したり、息を止めたりするからこそ、
緩めた時にリラックスができるように、出産も緊張と弛緩をくり返しくり返し行います。
助産師さんが、傍らで呼吸や体勢のアドバイスをしてくれたとしても、
陣痛の激しさで聞こえなかったり意識できなかったりするでしょう。
普段から呼吸法やカラダのコントロールが出来ていれば、
そんな闘いの中でもいきんだり緩めたりが自然と出来るはずです。
難産の方は、24時間以上苦しんで出産したという話も聞きます。
やはり、安全に、痛みも最小限に出産をしたいのであれば、事前に呼吸コントロールは身につけておくべきです。
そして、安全に健康な母体を維持する手段として、マタニティヨガを生活に取り入れてもらいたいです。
特に、お仕事を産休ギリギリまでしているキャリアウーマンの方々。
通勤して、職場の人間関係を築き、仕事をこなしている毎日は、外の情報にばかり目がいってしまいがちです。
パソコンや携帯ばかり見て過ごす毎日は、どうしても自分自身のシグナルに鈍くなります。
ヨガを通して赤ちゃんと対話してみると、自分のカラダにも優しくなれるはずです。