「出産後は、ママは気合で風邪なんてひかない」と私の時は言われていました。しかし、私は出産後2週間で風邪をひきました。38度の高熱が続き、産後の疲れと高熱で体はくたくたになりました。
産後は女性の体は疲れがたまり、抵抗力が落ちています。特に冬の出産は夜の授乳がとても寒く風邪をひきやすいのです。気合で風邪は予防できません。
ここでは授乳中の風邪で不安になる3つの疑問とそれに対する5つの対処法をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
目次
(1) 風邪ウイルスは母乳に入るのか?
私は、産後2週間の時に風邪をひいたため病院に行きました。そのときの症状は熱と鼻水でした。産後は夜間の授乳があるため、体を休めることができず、風邪はとても治りにくい状態でした。
そのとき、一番気になったことは「母乳をやめるべきか」ということでした。なぜならば、母乳に風邪の細菌やウイルスが溶け込んでいるのではないかと思ったからです。
直接よりも間接が危険
その後、病院を受診した際に質問しました。その答えは「風邪は母乳で感染しない」とのことでした。母乳では感染しないけれども、ママのくしゃみやせきには注意が必要です。
ふうつの風邪が蔓延する環境と同じで、せきやくしゃみから赤ちゃんに風邪が移ることが多いのです。授乳時にはマスクをするなどの対応をするといいでしょう。
(2) 授乳中の薬の服用は大丈夫なのか
母乳育児を目指していたため、薬を処方されてもなかなか飲む気にはなれませんでした。なぜならば、自分が飲んだ薬の成分が母乳に入り込み、赤ちゃんの体内に入ることを心配したのです。
私が処方された薬は、抗菌剤と抗ヒスタミン剤でした。抗ヒスタミン剤は、鼻水や鼻づまりに処方される一般的な薬です。副作用と言えば、眠くなる程度の薬です。
副作用は思わぬ事故につながりやすい
私が医者に注意されたことは、抗ヒスタミン剤を服用したら薬が切れるまでは母乳は与えないようにとのことでした。私は母乳を通して抗ヒスタミン剤が赤ちゃんに届くのかと思いましたが、医者が懸念したことは副作用でママが眠くなってしまって、思わぬ事故を引き起こすことでした。
また、母乳がでにくくなってしまうとの意見もあります。抗ヒスタミン剤は、花粉症などのアレルギーにもよく使われる薬です。抗菌剤は、熱があるときに処方されることが多い薬です。抗ヒスタミン剤も抗菌剤も授乳中にも安心して使える薬があるので、かかりつけ医と相談することが大切です。
自己判断は避けよう!
母乳はママの血液がもともとの原料です。薬を服用すると、ママの血液に薬は入りますが、母乳にまで入り込む量は少量と言われています。しかし、市販の薬を素人判断で服用することは、後々心配の種になるかもしれません。
また、抗ガン剤など一部の薬は授乳中は注意が必要です。安心して授乳をするためにも、風邪をひいてしまったら医療機関を受診して、自分が納得した上で薬を服用するほうがいいでしょう。
(3) 授乳中の風邪にはどう対処すればいいか
授乳期間は、産後直後から1年以上続きます。その間、ママが風邪をひくことはよくあることです。風邪をひいた原因を考えて自分を責める必要はありません。ママが風邪をひいても育児は休めません。
無理せず粉ミルクを使おう
ママの体の回復を第一に考えて、回復までは粉ミルクを使うことも一案です。体調が悪い中で無理をすることは事故を引き起こしてしまう可能性を高めます。
何よりもまずは自分の体力を戻すことを最優先させてください。そうすることで、その他全般の育児への影響も少なくすることが出来ます。
母乳は適度に出しておく
母乳は出さないでおくと出が悪くなります。赤ちゃんへの授乳はママの体力を消耗するため、自分の体調がいいときに適度に絞って出しておくといいでしょう。
最後に
授乳中の風邪はママに想像以上の負担をかけます。適切な処置で乗り切りましょう。
病気の時は、粉ミルクを使用して、授乳をだれかに頼むこともできます。ママは授乳だけでなくやらなければならないことがたくさんあります。母乳の授乳に必要以上にこだわらないで、しっかりと体を休めることが大切なのです。
頑張っているママほど、風邪を引いてしまうものなのです。風邪をひいた自分を責めるのではなく、風邪を引くほど頑張ったと自分を褒めてあげてくださいね。