風邪と間違いやすいので要注意!妊娠初期にみられる症状について

pregnant-775036_640私が初めて妊娠したのは27歳の時でした。フルタイムで働いていたため、朝7時には電車に乗り帰りは夜9時を過ぎる毎日でした。

ある日の休日、妙に体が重く、風邪の初期症状に似た体のだるさを感じました。胃のあたりにむかつきも感じていました。食欲もなく、みるまに体重が減少していきました。

今思えば、それが妊娠の初期症状だったのですが、始めて経験することで、なかなかイメージがつかめませんでした。

ここでは私の経験を元に、妊娠の初期症状についてお伝えしていきます。

心当たりがある人は慎重に

当時の私はすでに結婚していたため、妊娠の可能性も考えていました。そのため、風邪の症状を感じつつも風邪薬の服用は控えていました。それから間もなく、月経予定日を迎えました。

念のため、妊娠検査薬で簡易検査をしてみると、うっすら陽性反応でした。 この時に、「風邪薬を自己判断で飲まずによかった」と感じたことは今でも覚えています。翌日、すぐに産婦人科へ行きました。

しかし、産婦人科ではあまりに妊娠初期のため確認が取れないと言われ、そのまま帰宅しました。今から考えてみると、その時は妊娠2か月目に入った直後でした。筆者は、二人の妊娠出産を経験しています。

どちらも、妊娠に伴う変化を感じたのは妊娠2か月目に入った直後あたりでした。妊娠に関しては、個人差がとても大きいため、一概には言えないのですが、妊娠初期とは受精後から妊娠2カ月が妊娠の初期症状が出始める時期なのかもしれません。

妊娠初期症状とは具体的にどんなものか

私が初めて異変を感じた症状は、体のだるさと胃のむかつきでした。体のだるさは、風邪のひきはじめに似た症状です。妊娠の可能性がある方は、このときに安易に薬を服用しないようにするべきです。

また、胃のむかつきは食欲の低下をもたらします。妊娠が発覚すると、初めての妊婦さんはとくに栄養を摂るために、いつもよりも食べなくてはならないと考えがちです。しかし、妊娠初期は胎児に必要な栄養はほんの少しです。そのため、胎児のために積極的に食べる必要はまだありません。

一番の初期症状は頻尿

妊娠のごく初期は、母体がリラックスして過ごすことがとても大切です。そして、筆者を一番に悩ませた初期症状は頻尿でした。筆者は当時フルタイムで働いていたため、頻繁にトイレに立つことはありませんでした。

結果、妊娠2か月目に入っととたんに、膀胱炎になってしまいました。膀胱炎は、通常数日の抗生物質服用で完治します。しかし、妊娠初期の薬剤の服用は胎児に影響を与えやすいため、抗生物質の服用はできませんでした。そのため、水分を多くとり、ばい菌を排出することで自然治癒させる方法を指示されました。

会社に事情を話し、数日間有給休暇をとりました。自宅では、水よりも利尿作用がある紅茶を大量に飲みました。数日で膀胱炎は完治し、何事もなくすみました。

妊娠初期は、今までの体では考えられなかったような事態が発生します。筆者も、それまで膀胱炎になった経験も胃のむかつきもありませんでした。今までに感じたことのない体の変化は、妊娠の合図である可能性もあるため、妊娠の可能性が考えられる場合は、薬の服用は控えるべきです。

妊娠初期の不快な症状はいつ終わるのか

妊娠2カ月初めから始まった症状は、2か月目に入ったとたんにさらに悪化していきました。朝起きて、朝食の片づけが終わるころから体が重くなり、昼前にはソファに横になっていました。一度横になると、起きることができないくらいにだるくなるため、朝のうちに夕飯の支度まで完了していました。これは、つわりの症状だったのです。

つわりとは、一般的には吐き気をイメージするかもしれませんが、体が重くだるくなるつわりの人もとても多いのです。一日中横になっている姿は、怠けているようにみられるかもしれません。

しかし、つわりには終わりがあります。つわりは、妊婦さんに安静が必要だ時期に始まります。筆者は、つわりは妊婦さんを安静に過ごさせるための症状だと思います。ご家族に理解してもらい、どうどうと横になって安静にしていてください。

突然来る終わり

妊娠3か月目に入ったある日、胃のむかつきも体のだるさも、ぱたりと消えました。筆者の場合は、徐々に良くなるのではなく、ある日突然につわりは終わりました。

妊娠初期は、とても短い期間です。しかし、とても大切な時期でもあります。自分の体の変化に敏感に感じ、後から後悔することがないように過ごす大切な時期が妊娠初期なのです。

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