陣痛の痛みは急激に起こらない!上手な痛みの乗り越え方と注意点まとめ

ux-788002_640初めてお産を迎えるママは、陣痛をこわいと思っているのではないでしょうか。テレビのお産シーンでは、この世のものとは思えないような叫び声をあげながら出産しています。

しかし、私の経験から考えても、テレビで見るお産は実際とは異なる部分が多い気がします。そもそも陣痛とは、赤ちゃんを生み出すために起こる生理現象の一つです。

ここでは陣痛について色々とまとめていきます。

陣痛はなぜ起きるの?

出産に向けて、骨盤がぐーんと開いていくときや、子宮口が開いていくときに起こる痛みです。つまり、子宮が収縮活動することによって感じる変化を陣痛といいます。陣痛は、ママがリラックスしているときに起こりやすいと言われています。

また、陣痛は始まったとたんに、絶え間なく続くものではありません。赤ちゃんがぐーっと出ようとするときに合わせて、陣痛は起こります。

陣痛の始まりは、陣痛と陣痛の間に長い休みがあります。徐々に、子宮口が開くことに比例して、間隔はしだいに短くなってきます。間隔の長さは、とても個人差が大きく数時間間隔から始まる人もいれば、何日もかかる人もいます。

産院では、初産の場合は陣痛の間隔が10分程度になったら、病院に来るように指示されることが多いでしょう。

陣痛はどんな痛みに似ているの?

陣痛の痛みは、様々にたとえられます。人によっては、この世の物とは思えない痛みとも言います。しかし、私が感じた痛みは鈍痛に近い痛みでした。

「痛み」とも少し違い、腰痛がどんどんひどくなる感覚でした。筆者の隣のベットで分娩を待っていた人は、分娩直前まで陣痛の間隔がしっかりとあり、陣痛がないときは普通の会話をしながら飲み物を飲んでいました。陣痛は、けがをした時の痛みとは全く異なります。

赤ちゃんが、下のほうにおりてくるときに発生する痛みのため、腰が重く痛む感覚に似ていると言えます。しかし、痛みの感じ方は個人差がとても大きいことです。起こる前から悩んでいることは、無意味なことです。リラックスして陣痛を迎えるほうが、陣痛の痛みを軽く感じることができるかもしれません。

陣痛の上手な乗り越え方

陣痛を、最初から強くかんじることはありません。陣痛には段階があります。

まず最初に感じる陣痛が前駆陣痛です。これは、本陣痛が始まる前の準備運動のようなものです。私は、前駆陣痛は生理痛の痛みに似ていました。

私の場合は、前駆陣痛は出産日の前日に起こり、数時間後にはおしるしがありました。おしるしがあっても、本陣痛が起こるまでは数時間かかりました。この間に、病院に持っていく物の確認や部屋の片づけをしておくといいでしょう。

そして、定期的な感覚で始まる本陣痛が始まります。本陣痛が始まっても、我慢できないような痛みはまだ始まりません。本陣痛が始まったら、時計をみて間隔を測るようにしましょう。

本陣痛が始まり、痛みが強くなると食事をとることが難しくなります。間隔が長いうちに、食事をとっておくといいでしょう。

間隔が、10分間隔になったら産院に電話をして、病院にむかいます。初めてのお産の場合、10分間隔を待てずに病院へむかう人がいます。しかし、あまりに早く産院に行っても、一度家に帰されることがよくあるため、焦らずに病院の指示に従いましょう。

10分間隔になると、痛みははっきりとした痛みになります。産院に向かう場合、痛みがあるときには歩くことがままならないかもしれません。落ち着いて、痛みと痛みの間に歩くようにして、痛みがきているときは立ち止まってやりすごします。

産院についてからの痛みは、本格的な陣痛の始まりです。呼吸法で乗り越えたり、アロマテラピーによる香りのリラックス効果で痛みを乗り越える方法があります。筆者の産院では、アロマテラピーが陣痛の痛み対策として行われていました。おすすめの陣痛逃し方法は、カウントです。

陣痛が始まったら、頭の中で数をカウントします。余計なことを考えずに済むし、陣痛の長さの参考にもなり、一石二鳥です。

陣痛中の注意点

陣痛が始まったら、流れに身をまかせることが一番なのですが、一つ気を付けて観察しておくことがあります。それは、破水です。破水は、いつ起きるかわかりません。人によっては、陣痛前に破水から始まる人もいます。

破水が起きたら、赤ちゃんが包まれている膜が破れたことを意味しています。破水すると、羊水が流れ出てきます。羊水が流れ出た感覚は、温かい水がじわっと出た感覚です。その場合は、陣痛のどの段階であろうとすぐに産院に電話をして指示を仰いでください。

陣痛は我慢できない痛みではないです

陣痛は、実際に体験するまでは未知の世界のことなので、恐怖でしかないかもしれません。

しかし陣痛は、赤ちゃんが外に出ようとしている証です。赤ちゃんと一緒に頑張っているつもりで、リラックスして待っていてください。「案ずるより産むがやすし」です。

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