その中で、とてもうれしかった出産祝いもあれば、とんでもないいただき方をした出産祝いもありました。お祝いの気持ちはどちらも込められていたはずなのですが、なぜ受け取る側の気持ちには大きな差ができたのかについてお話ししたいと思います。
それらの違いは、出産祝いを贈るときの最低限のマナーであったり、気遣いのあるなしが大きく影響しているのです。これから、出産祝いを贈る方に、少しでも有益な情報になれたら幸いです。
目次
出産祝いを送る時期の目安は?
まず、出産祝いを贈るには、適切な時期があります。私は妊娠がわかった段階で出産祝いをいただいたことがありました。これは、常識外の贈り方です。
しかも、妊娠したとの一方は、私本人から得たのではなく、風の噂で聞いたとのことでした。その時は、困惑しつつもお祝いの品を受け取りました。
贈り物をする適切な時期とは?
出産祝いを贈る時期は、出産後に贈ることが一般的です。出生後に、健康状態も安定したころに贈ることが望ましいのです。具体的には、出産後1か月以内が目安となります。
最近は、小さく生まれる赤ちゃんも多いため、赤ちゃんの退院が遅れることもあります。そんな時は、赤ちゃんが退院してからでもよいのではないでしょうか。
送り方は臨機応変に対応
また、出産祝いの贈り方にもポイントがあります。通常のお祝い品は、自宅に伺い直接手渡しをすることがよいとされます。しかし、出産祝いに限っては、送る渡し方がスマートな場合もあります。
出産後の女性の生活は壮絶なものです。夜は授乳で眠ることができず、髪もふりみだしている状態です。化粧なんてする余裕はなく、家の中も片付いている状態ではないはずです。
また、最近は里帰り出産で、実家に帰っているママも多いのです。実家まで、お祝いをもって押しかけては、ママだけでなくご家族にまで迷惑をかけてしまうかもしれないのです。
産後一ヶ月は戦場!
実際、私も里帰り出産で、産後1か月は実家で過ごしていました。しかし、昼夜とわず授乳とおむつかえをしているため、実家のリビングもぐちゃぐちゃの状態でした。
そんな時に、お祝いを持ってきていただいても、何もおもてなしができないのです。それどころか、おもてなしをしている時間があれば、少しの時間でも横になりたいはずです。
宅配が一番ベスト
出産祝いは、産後1か月以内に贈るのであれば、宅急便で送るほうが気が利いています。最近では、百貨店から購入後に、小さなカードをその場で記入して、同封してくれるサービスもあります。
出産祝いは、いただくととてもうれしいものです。髪をふりみだして、心細く初めての育児をしているときに、友達から「おめでとう」の気持ちがこめられた出産祝いが届いたときは、本当に心強くうれしく感じるものです。
喜ばれる出産祝いとは
出産祝いには、さまざまな品物をいただきました。一番多かったものは、食器でした。子供用の食器は可愛いものがたくさんあり、価格帯も幅広いため、贈る側にとっては選びやすい商品です。
しかし、もらう側にとっては、正直あまり使えない物でした。なぜなら、子供用の食器はとても小さいのです。子供はみるまに大きくなるため、あっという間に使わなくなりました。
もらって重宝したもの
一方で、地味でありながらも役にたったものが、タオルでした。オーガニックコットンのタオルセットでした。最初は、タオルは内祝いに贈るものだと思っていました。しかし、赤ちゃんが生まれるとタオルは毎日の生活で大量に使うのです。何枚あっても、タオルは必要でした。
一言コメントは絶対つけると喜ばれる
そして、なによりもうれしかったのは、お祝いの品と一緒に添えられていたカードでした。出産をすでに経験してい友人からのカードに、「今が一番大変だろうから、返事やお返しはうーんとあとでいいから。なにか心配なことがあったら、すぐにメールしてね」と書いてあったときは、どんなプレゼントよりもうれしく感じました。
贈る品物は、毎日の生活で使える実用的なものが一番喜ばれます。
しかし、一番大切なことは、品物に一言カードを添えることです。出産祝いは、今までのどんなものよりもうれしいお祝いです。贈る側も贈られる側も、ずっと記憶に残る贈り方をしたいものです