妊娠中、多くの人が悩むといわれているのが便秘です。便が何日も出ないとお腹が張って気持ち悪いし、食欲もわきません。
薬も飲んでいいかわからないし、とても不快ですね。実は私も妊娠中、便秘に悩まされました。今回は私が実践した便秘解消法を紹介していきます。
目次
妊娠初期から便秘に
私は高校生の頃から慢性便秘症で、週に何回か薬を飲んでいました。しかし、その薬箱の裏に「妊娠中の方は使用を控えるように」という注意書きがあることにずっと気がついていました。
だから「妊娠したら便秘は大丈夫かな」と不安に感じていました。そして、妊娠してみて不安は的中。妊娠6週目から便秘になり、お腹が張って苦しむことになってしまいました。
即、病院に電話
自己判断で市販の薬を飲んではいけないと思った私は、すぐにかかりつけの産婦人科に電話をしました。すると、薬を処方してもらえるということでした。病院でいただいた薬は「マグラックス錠330mg」と「パントシン錠200」です。
マグラックス錠は1回2錠、パントシン錠は1回1錠、いずれの薬も1日3回毎食後に飲むように言われました。マグラックスは便を軟らかくする効果、パントシンは腸の動きを良くする効果があります。
いずれも効き目は穏やかで、妊婦が飲んでも大丈夫だそうです。
薬を飲んだら嘘のように便秘改善!
効果が弱い薬だけど大丈夫かな、と不安に感じていた私ですが、薬の効果は抜群でした。私の場合、1日3回飲むと便が緩くなりすぎたので、朝夕の1日2回にしました。
効果は人によりそれぞれなので、適宜調節して飲むといいと思います。妊娠26週の今も飲み続けていますが、副作用もなく、体が慣れて薬が効かなくなることもないです。赤ちゃんはもちろん元気です。早めに病院で相談してよかった!と思いました。
薬以外の便秘解消法
薬を飲んで便秘が治った私ですが、飲んでいるうちに薬に頼りすぎるのもどうかな、とも思い始めました。そこで薬も使いつつ、食べ物や飲み物に気を使うようにしました。私が積極的に口にしたのはココアとヨーグルトです。
妊娠初期からココアが活躍!
私も知ったのは偶然なのですが、ココアには便秘解消作用があることをご存知でしょうか?私は妊娠初期にいろんな飲み物を口にする中で、ココアを飲んだ後便意を感じることが多かったのです。
インターネットで「ココア 便秘」と検索したら予想は的中。ココアは便秘解消作用があることが科学的に立証されていたのです。
具体的には、ココアに含まれる「リグニン」という成分は善玉菌を増やし、便を大きくさせる作用があるそうです。便臭を抑える作用もあるので嬉しいです。メーカーは何でもいいと思いますが、私は森永のパウダーを買い、自分で作っていました。お湯ではなくホットミルクで溶かすと味にコクが出て、便秘解消効果もさらに高まると思います。
飲み過ぎには注意
ただし飲みすぎると太ってしまうので、私は1日1杯と決めています。
また、私は妊娠6週〜15週の時期はつわりがあり、口にできるものがかなり限定されたのですが、ココアはなぜか大丈夫でした。これは個人差がありますが、「ココアを飲むとつわりが落ち着く」という妊婦さんもたくさんいるようなので、便秘解消と合わせて試してほしいと思います。
妊娠中期からは蜂蜜入りヨーグルト
辛かったつわりが治まった妊娠16週からは、蜂蜜入りヨーグルトを食べ始めました。そういう商品があるわけではなく、「ダノンビオ」に蜂蜜を入れたものです。
「ヨーグルト+蜂蜜」は去年テレビで紹介されていた健康法で、それを見てから旦那が毎日実践していたので、私も途中からマネをしたのです。ヨーグルトはよく知られているように、乳酸菌が善玉菌を増やす働きがあり便秘解消に役立ちます。そして、蜂蜜に含まれる「グルコン酸」にも善玉菌を増やす作用があるそうです。
妊娠中期は妊娠初期以上に便秘に悩まされる妊婦さんが多いと聞いたことがありますが、今のところ便秘がひどくなることはありません。蜂蜜入りヨーグルトのおかげかもしれません。さらに、嬉しいことに蜂蜜は砂糖よりもカロリーが低いのです。
私はつわりが治まってから「甘いもの中毒」のように甘いものが食べたくて仕方がない状態が続いています。しかし、夕食後のデザートを蜂蜜入りヨーグルトのみにしているためか、体重が増えすぎることはありません。
最後に
便秘に悩む方にとって大事なことは、一人で抱え込まないことだと思います。何日も便が出なくて気持ち悪いときは、遠慮なく産婦人科に相談してください。
便秘に効く食べ物も人それぞれだと思いますが、私の紹介した方法もぜひ試してみてください。便秘に悩む妊婦さんが一人でも減ると、私も嬉しいです。