そのマタニティヨガ、本当に効果的?デメリットになりかねない4つの行動

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妊娠中は、ヨガやスイミング、ウォーキングなど健康のために運動を皆さん頑張ってますよね!!
働く女性も、土日はカラダを動かしたり、検診日に合わせて平日にヨガへ通ってくださる方も最近増えています。

その運動ですが、本当にカラダに良いことですか?言い換えますが、『赤ちゃんにいい』運動と言えるでしょうか?
良さそうだけど、やりすぎると身体にデメリットを与えてしまうNG行動を4つお伝えします。

逆子体操

逆子体操は、一歩間違えばへその緒が赤ちゃんの首に巻きついてしまったりする危険の伴う体操です。遅すぎてもダメだし、早すぎても赤ちゃんが自力で戻る可能性もあるし判断が難しいですよね。適切なタイミングで、確実な指導の下で行うことが大切。

ヨガインストラクターの考えは人それぞれですが、私はレッスンで逆子体操に向いたポーズは入れません。何故なら、私は医師ではないからです。助産師さんのインストラクターと一緒に行うのはオススメしますが、私のように医療行為ができないインストラクターに逆子を治してもらおうと相談するのは、止めたほうが良いでしょう。

必ず担当医に相談して、実践しましょう。ネットや雑誌の情報を信じて自分で判断するのは危ないですよ!マタニティヨガのインストラクターは、先生と呼ばれてはいますが、はっきり言ってたいして偉くありません。心のメンテナンスとして、通って行くのがヨガとの付き合い方としてBestです。

YIN YOGA

「YIN YOGAって何?というヨガ初めての方はこの文章を読み飛ばしてもらって構いません。YIN YOGAとは、一つ一つのポーズをじっくりとホールドして深く入っていく陰のヨガです。

筋肉を多く使う陽のヨガとは違い、筋肉や骨をつなぐ結合組織に働きかけていきます。3分程度、ゆっくりと自分の体重と時間をかけて伸ばしていき、柔軟性を高め、自分の内側と向き合いながら体の奥深くへとアプローチしていきます。

なぜYIN YOGAがダメなの?と思う方もいると思います。一見、緩やかなヨガなのでオススメされそうなヨガの種類です。しかし、マタニティさんの体内の変化にはYIN YOGAは不向きです。

妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすいので、体調が変わりやすくなります。そして、急にメンタルが不安定になったり、涙が溢れてきたり体内がめまぐるしく変化していきますね。あと、靭帯が伸びやすいのも特徴のひとつです。

この靭帯が伸びやすくなっている状態で、YIN YOGAは危険です。YIN YOGAのように3分間同じポーズでゆっくりとカラダをほぐしていくヨガは、伸ばしすぎの原因になるので避けるようにした方が良いですね。

ストレッチ

股関節を広げると、なんだか出産に有利な気がしますよね。股関節周りが柔らかい人のほうが、出産が楽なイメージがあるようで、マタニティヨガを受ける人はカラダが柔らかくなりたいと皆さん私に言います。

しかし、これは一概にはYesと言えません。柔軟性の高いヨガやダンスの先生が、意外と難産だったケースは多く、子宮口が固まって赤ちゃんが出て来にくいと助産師さんは教えてくれました。

股関節を広げすぎることは、子宮口を固めてしまう原因になる可能性があります。過度なストレッチは、控えるのが良いですね。
足がつる人は、水分補給を。腰痛に悩む人は、湯船に浸かるなど筋肉を温めましょう。

食事制限

自己管理のもとの食事制限は、とても危険です。
最近は、母体を安全にという意識よりも、産んだ後に体型維持したいという女性としての考えを譲れない方が多くなっています。病院で、10kg以上増やさないように、担当医が管理するところもありますが、赤ちゃんと羊水の重さを計算して5kg以上増やしたく無いという女性が増えています。

モデルや女優さんの産後ダイエットに影響されて、かなり無理をする方がいて産婦人科では深刻な問題となっているのです。大きくなっていくお腹を受け入れられないマタニティさんが、残念ながら、妊娠中に摂食障害になってしまう人もいます。妊娠中の過度なダイエットや、食事制限をしてしまうと、赤ちゃんが心臓病や糖尿病になるリスクがとても高いです。

10ヶ月かけて心もママになる準備をします。母親としての美しさを、新たに見つけられるよう私もインストラクターとして力になりたいなと感じてます。

まとめ

以上の4つは、特に考えなければカラダに良さそうなものばかり…しかし、一歩間違えば母体にかなりの負担をかけてしまうものなのです。

ストレッチもダイエットも、効果的に管理すれば赤ちゃんにもママにもプラスになります。しかし、いまの自分に何が合うのかは、勝手に判断するのは難しいです。健康のための運動は、タイミングと内容を担当医やインストラクターに相談しながら絶対に行うようにしてほしいと思います。

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