結婚式で迷いやすいお車代の基本的な考え方とタイプ別費用の特徴を解説

office-620822_640(1) 結婚式の準備で頭を悩ませるのが「お金の問題」です。

その問題の一つが参列者の方々に交通費やスピーチのお礼として渡すお車代。

遠方からの参列者がいる場合にはさらに宿泊費なども考慮しなくてはなりませんし、意外と新郎新婦二人の意見が食い違ったりして、頭の痛い問題でもあるかと思います。

  • いくらくらい出すのが一般的?
  • 上司や目上の人には多めに出すの?
  • 失礼に当たらないおすすめの方法は?

結婚式準備中のお二人が抱えるお車代問題について、おすすめの解決方法をまとめます。

お車代とは何か?相場はどのくらい?

結婚式のプランナーさんによると、お車代というと遠方からの参列者の交通費や宿泊費のことをまず考えますが、実はそれだけではなく、主賓として出席してくださった方や祝辞、乾杯の音頭などをお願いした方へのお礼も含まれるそうです。

お車代で一番悩むのはずばり幾ら包むのかという金額のことだと思います。

わざわざ自分たちのために時間を作って参列してくださる方々へのお礼ですから、本当ならば手厚く包みたいですし包むべきなのですが、結婚というのは色々お金もかかるものであり理想通りにはいかないもの。

とはいえ参列者の方には気持よく来てもらいたいし、吝嗇と思われるのも今後に差支える…様々な葛藤との調和を目指し、自分自身の結婚式準備と幾つかの結婚式でお車代を頂いてきた立場から、私の考える金額の相場感についてお話ししたいと思います。

①交通費や宿泊費など

まず親族へのお車代の金額については、お互いの両親に相談して決めましょう。

親戚間で全額を包む場合やお互い様だからお車代は不要など、暗黙の取り決めがある場合があるからです。それがお互いに不安を抱かない一番の方法です。

次に親族以外の友人や上司などですが、おすすめなのが五千円単位で端数を切り上げ、交通費の実費の半額を包むという方法。

本来ならば全額を包む、あるいは乗車券を事前に送付するなどするべきなのでしょうが、正直金銭的負担が大きかったのと、自分が参列した結婚式でも半額程度をいただく場合が多かったからです。

遠方からの参列者の方にはあらかじめ交通手段を聞いておき、その交通費用でかかる金額を調べておきましょう。

例えば都内で結婚式をしたとして、新大阪‐東京間が13620円なので半額6810円を切り上げて一万円、名古屋‐東京間は10360円なのでおよそ半額の五千円をお車代とするといった決め方です。

人によって負担額に差が出てしまいます。しかし、細かく計算するのはかえってセコく思われがちです。そこは気にしすぎるときりがないと割り切りましょう。

祝辞や乾杯の音頭のお礼など

祝辞や乾杯の音頭を取ってくださった方は、会社の上司など目上の方だったこともあり、基本的には一万円を包むことをおすすめします。

遠方から参列して乾杯の音頭を取ってくれた方には、さらに交通費全額を加えた金額を包むとスマート。

上司などを呼ばない友人主体の式で、友人に祝辞や乾杯の音頭をお願いした結婚式では、お礼として五千円を包んだということなので、お願いする相手の立場によって五千円から一万円程度が相場に感じます。

もちろん仲人さんを立てた場合やお勤めの業界によってはもっと多額を包む場合もありますので、ケースバイケースで考えてください。

一言あるかないかは大きい

以上がお車代の金額の相場です。

交通費などを全額包めない場合は、あらかじめ参列者の方にその旨をお伝えしておくことが大切。

主催者側は式の出欠の確認の際に、「交通費は半額くらいしか出せないんだけど大丈夫かな?」などと、相手が聞きにくいことはしっかり伝えましょう。

この一言があれば参列者も「交通費はどうなんだろう?」と余計な気を回させずにすむので親切です。

お車代はどうやって渡す?

それではお車代はどうやって渡すのか。

これは「受付で渡すこと」がおすすめで、この方法が一番確実だと思います。

本当ならば新郎新婦、またはその両親から渡すのが失礼のない方法。ですが、当日の新郎新婦は非常に多忙でお車代を渡す余裕などありません。

両親では会社関係の参列者や友人の顔と名前が一致しないことがほとんどだと思うので、やはり受付で記帳の際に名前を確認しながらお車代をお渡しするのがミスも少なく良い方法です。

新札の準備もお忘れなく

お車代の金額は参列者によって違います。

そのため、お車代を入れるのし袋に名前を書いた付箋を貼り、間違えのないように確認しながら受付係の方に渡してもらいましょう。

のし袋に関しては、目上の方にはあらかじめ「御車代」と印字されたご祝儀袋を、友人にはきれいなポチ袋を、と使い分けても便利です。

あらかじめ新札を用意しておくのも忘れないようにしましょう。

最後はお財布と相談しましょう

ここまで色々と書いてきましたが、お車代にはこうしなければならないという決まりはありません。

最後はあなたのお財布との相談になるのですが、一番大切なことは、参加してくれる方が気持ちよく式に臨めるようにすることです。

そのためには「いくら渡すか?」も大切ですが、事前に無駄な不安をさせないことも大事になってきます。

また、ケースによっては、お車代だけで20万円以上かかることも!

あとから「お車代がない!」なんてことのないように、あらかじめお車代のことも考慮しながら結婚式の予算決めをしておくと良いかもしれません。

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