結婚式準備の中盤で悩むのは、「席次と席次表の作成」ではないでしょうか?
席次表とは、披露宴の受付の時などに配布される当日の披露宴会場でのお席の配置を記したもの。 招待客の名前や肩書なども書いてあるので、席次表を見るとどんな人が出席しているのかが分かるようになっています。
席次表と一緒に新郎新婦のご挨拶やプロフィール、メニューなどをまとめて冊子のようにして配布することもあります。
その席次表を作成する前にまずは招待客、そして席次を決めなくてはなりません。
- どうやって席次を決めたらいいか分からない
- テーブル割りで迷う
ここでは招待客と席次の決め方、そして席次表の作成についてまとめています。
目次
席次の決め方
席次、すなわち誰を招待するかは時として、悩ましい問題ですよね。
友人や会社関係、どこまで招待するかの問題や、新郎新婦で招待したい人数に差がある場合はどうするかなど難しい問題もたくさんあります。
そんな中で、まず一番先に決めること。それは、招待客のおよその人数を結婚式場を決める前に考えておくことです。
ホテルや専門式場なら大人数での披露宴も可能ですが、レストランなどでは人数に制限がある場合があるからです。
その上で、招待客は本当に呼びたいと思える人を呼ぶというのが結論です。招待客の偏りも式が始めれば意外と気にならないものです。
テーブルの割り振りも悩みの種
招待客を決めることよりも、そのあとのテーブルの割り振りの方が意外に大変だったりします。
八人グループで招待しているのにテーブルは最大六人、さぁどう分けるかという問題です。
テーブル割りで意識したい2つのポイント
席次決めで特に注意したい点は二つあります。
まず職場関係の人は肩書きによって上座・下座をしっかり意識して席を決めましょう。
次に子連れの招待客がいる場合、トイレなどで席を離れる際も気を遣わなくてよいように出入りしやすい席にしましょう。
またベビーカーでそのままテーブルにつけるように、その席は人数に余裕をもたせてあげると親切。
結婚式の席次、具体的には「主賓にはどこに座ってもらうか」「友人はどこか」などはやはりプランナーさんのアドバイスが的確で頼りがいがあります。
迷った時は招待客の身分や肩書をプランナーさんに相談しながら決めるのが一番です。
席次は決まった!でも席次表は本当に必要?
席次が決まるのは結婚式の招待状の返事が出揃うおよそ一か月前くらいだと思います。
そこから席次表の作成に入るわけですが、最近では席次表を作成しない新郎新婦も増えています。 作成しない理由は
- 招待客が少ないから
- 新郎新婦の招待客の数に差があるから
- プライバシーへの配慮
- 節約のため
など色々のようです。 ですが席次表がないと招待客はどこに座るのか迷ってしまいますよね。そこで最近は席次表を配布するのではなく、エスコートカードあるいはもぎりを招待客に渡して席についてもらうという方法も多いようです。
「エスコードカード」という選択肢
エスコートカードを用いた方法とは、受付の際に招待客にテーブル名を書いた紙を渡して、招待客はエスコートカードに書かれたテーブルにいくという方法です。
あるいは受付横や披露宴会場の入り口に掲示された席次表で確認して席に着くという形もあります。
これならば席次表は全く作らずに済むか最低一部しか作る必要はありません。 席次表は不要と考える方も、こうした方法をとることで招待客の方が躊躇するのを防ぐことができるのでおススメです。
エスコートカードのメリットとデメリット
初対面の方が同席するテーブルがあったので、席次表で名前や肩書が確認できた方が安心だろうということ、また参列した結婚式で席次表を見るのが楽しみな人もいます。
エスコートカードを用いた結婚式も大きな不便はありません。しかし、やはりどんな人が参列しているのか、ご挨拶しようにもどのテーブルが自分を招待してくれた側の親族かわからないなどの小さな不便はあるようです。
どんな式にしたいかが大切
席次表が必要かどうかは、結婚式の規模や格式によるところが大きいので一概に要否を言えません。
席次表を作成するにしても肩書きをなくして名前だけにするなど色々な工夫ができます。また席次表をなくしたとしても、二人のプロフィールを記したものを配布するなどの工夫もできます。
やはり節約節約で何もないと参列する立場からしたら少し寂しい気もします。
席次表はゲストありき
席次決めも席次表の要否も含めどのような形にするかも、新郎新婦の立場から考えれば招待客へのおもてなしへの一環です。
席次を決める際には、招待客の方々が一番リラックスして式を楽しんでいただけるような席順にするのが一番です。
席次表も作る作らないにかかわらず招待客の方々に不便の内容に工夫することが大事なのでしょう。
形にこだわりすぎず、精一杯のおもてなしで招待客の皆さんをお席についていただけるように心がけたいですね。