二人の結婚式で一番最初にゲストの方の目に触れるのが受付スペースです。
華やかだったり可愛らしかったり、様々に飾られた受付スペースは結婚式の特別感を演出します。 また自由に飾り付けることができるので、二人らしさを表現するスペースでもあります。
受付スペースでの写真撮影はもはや定番となっていますよね。 最近では受付スペースの横にフォトブースなどを設ける結婚式もあるようです。
ネットでもとても素敵に飾られた受付スペースの写真などがあり、「私もこうしたい!」と思う方も多いかと思います。
しかし実際はなかなかあそこまで本格的に飾り付けするのは難しいものです。 ここでは受付飾りについてご紹介します。
結婚式を控え、これから受付スペースを考える方は参考にしてみてください。
ウェルカムボードにウェルカムドール、なんでもウェルカムな受付スペース
受付スペースに飾るものの必須アイテムといえば、ウェルカムボードではないでしょうか。
ウェルカムボードとは、その名の通り受付スペースないし式場入り口でゲストの方々を迎えるもので二人の似顔絵や写真などが描かれていたりします。
私が参列した結婚式でもやはり写真を用いたものが多かったです。
ウェルカムボードは新郎新婦が作ることもありますが、新郎新婦のご家族やご友人が作って二人に贈る場合もあります。
私も一度友人に頼まれてウェルカムボードを作ったことがありますが、受付に飾られるかと思うと責任重大で構想にかなりの時間がかかりました。
悩みすぎて結婚式まで時間がなくなり焦ったのを良く覚えています。 その時はドライフラワーなどでお花のリースを作り、その中に結婚式の日付と二人の名前などを記したボードを嵌め込みというシンプルなものでしたが、友人には喜んでもらえたのでホッとしました。
他には、お姉さんの結婚式のためにウェルカムドールであるくまのぬいぐるみに着せるための白無垢と羽織袴の衣装を縫っていた友人もいました。
こういったウェルカムドールも受付でよく見かける飾りです。ディズニーキャラクターやサンリオのキャラクターなどお気に入りのぬいぐるみが飾ってあったりすることも多いです。
よくあるのはウェルカムボードとウェルカムドールですが、最近ちらほら見かけるのはウェルカムツリーです。
これはゲストの方々に受付で指やスタンプを押してもらってツリーの形にするというもので、ゲストにも結婚式に参加してもらいたいという新郎新婦の希望を叶えるものとして流行りはじめたみたいです。 他にもテニスラケットが飾ってあったり、風船でアーチが作ってあったり、式場で可能であればなんでもありなのが受付の飾りのようです。
ほっこりとする似顔絵からは気取りのない二人の感じが伝わってきますし、キャンドルや洋書の飾られた受付スペースからはおしゃれ好きな二人の様子が伝わってきたりと、受付スペースの飾りからは二人の個性が感じられるのでゲストも見ていて楽しいです。
飾り付けはしなくてもいい?
友人の結婚式や雑誌の結婚式レポートなどを見ているとあまりの受付の飾りのクオリティに驚き、自分も頑張らなきゃと思う方も多いと思います。
ですが、決して受付の飾りはしなくてはならないというわけではないということも知っておいて下さい。というのも、実は私自身の結婚式では特別な飾り付けはしませんでした。
私の場合は受付とゲストの待ち合いスペースが別だったので、受付は本当に記帳してもらうだけで滞在して数分という感じでした。
それにもともとレストランとして普段使われている式場だったので入り口にも元からあるステンドグラスの扉だけでも雰囲気があり、何もなくても殺風景にはならない場所だったということもあり、ウェルカムボードさえ用意しませんでした。
準備に追われていた私は受付の飾り付けまでは手が回らないと考えたからです。また結婚相手の、ごちゃごちゃしたのが好きではないという嗜好のせいもあったかと思います。
そんな私たちの結婚式の受付スペースに対する友人評は「他の結婚式に比べてなんか色々さっぱりしていて二人らしい」というものでした。
これもまた私たちの個性を表現しているのかと思ったものです。 こういうこともあるので、受付の飾りも無理にしなくてはならないものではありません。
式場の雰囲気だけでも十分ということもあるので、気負わずに準備を楽しんでいただきたいと思います。