結婚式を華やかに彩る装花たちは当日の幸福感を高めてくれるだけでなく、後日写真を見返した時にも印象に残るものです。
またお花の色や飾り方によって式場の雰囲気はがらりと変わるので、二人の結婚式のイメージを表現するのに欠かせないものでもあると思います。
確かに招待客の方々が参列した結婚式で装花としてどんな花が使われていたか、どんな花器に飾られていたかを細かく覚えていることはないかもしれません。
ですが、かわいらしい式だった、落ち着いた式だったなどの結婚式のイメージは残ります。装花はそんな結婚式のイメージを左右するものです。
花なんて何でもいい と言わずに装花にもこだわって素敵な結婚式をあげていただきたいと思います。
装花決めについて迷っている方々に、私の体験談として6つのポイントをまとめてみました。
目次
装花のイメージ作りに参考にしたこと
装花の打ち合わせは大体結婚式の4か月前から3か月前くらいにはじまります。
第一回目の打ち合わせの前に、なんとなくでもお花の色や種類、デザインのイメージを考えておいたほうが打ち合わせはスムーズに進むと思います。
しかしそのイメージをどうやって決めたらよいかが悩みどころです。
(1) 画像でしっかりイメージを伝える
私はそもそも装花がどんなものかを掴むために、ピンタレストという画像共有サービスを使って装花の画像を検索してみました。
今だったらインスタグラムなどにも画像があるので、そういったところからも装花の情報を収集できると思います。その他にはゼクシィや花時間Weddingなどの雑誌も参考にしました。
こうして装花の画像を見ているうちに、自分の好きな色や花、デザインなどの傾向がわかってきました。
(2) 式場の雰囲気も大事な要素
また装花を考える上では式場の雰囲気も参考になると思います。
例えば大きな窓のある開放感のある式場であれば爽やかな装花を、シックな落ち着いた式場であれば深みのある色合いの装花を、という具合です。さらにほとんどの式場には提携のフラワーショップがあり、装花はそこにお任せすることになります。
提携のショップは当然その式場での実績があるので、同じ式場で行われた結婚式の装花の写真を見せてもらうのも参考になりました。
打ち合わせのコツ
フラワーショップとの打ち合わせの際、 担当の方から装花の希望を聞かれると思います。この時にいかに自分のイメージを伝えるかが装花決め成功の要です。
もちろん「明るく楽しい結婚式にした い」「大人っぽい結婚式にしたい」などとイメージを伝えるのも大事ですが、それだけでは抽象的すぎて担当の方も困ってしまうでしょう。
実をいうと私自身は第一回目の打ち合わせの時には「白っぽい花で大人っぽくまとめてほしい」というアバウトなイメージしか持っておらず、フラワーショップの担当の方のお話にうんうん頷くだけでした。
相手はプロですからそれでも十分な装花ができるかもしれません。ですがいざ当日、自分の想像と全く違う装花で式場が飾られていたら…間違いなくテンションは下がってしまいます。
相手はプロとは言え、必ずしも自分の希望通りになるとは言えませんので、具体的な話し合いにする必要があります。
(3) 自分の中で「ナシ」のイメージを先に伝える
そう考えて反省した私は第二回目の打ち合わせに際しては、ピンタレストや雑誌などから集めた装花やブーケの画像の中で気に入ったものをipadに入れて持参していきました。
さらに私は気に入った画像とは別に、こういう色は嫌だ、こんなデザインは嫌だというNG画像も持っていきました。
「これは分かりやすいですね」と担当の方にも言っていただくことができ、打ち合わせは前回よりずっとスムーズにいきました。
これから装花を考えている人は、自分のNGな装花のイメージをしっかり伝えると良いです。担当の方にナシの総花を伝えることで、限りなく失敗のリスクを減らすことができます。
とはいえ節約もしたい
いくら装花にこだわりたいと言っても、実際のところ装花は本当にお金がかかります。ですので節約できるところは節約したいと私も考えていました。
(4) 飾る場所で劇的に変わる
まず考えたのは花を飾る場所です。装花もやろうと思うと受付からウェルカムスペース、挙式会場、披露宴会場まですべての場所に施すことができます。
そして花を飾る場所が増えれば増えるほど費用もかかります。 そこで招待客の方々が当日一番長く時間を過ごす披露宴会場の高砂とテーブルのみに装花をすることにしました。
(5) アイテムを上手に使う
次にテーブルの上に花器だけがあると余白が目立ってしまうように思い、花器の下にマットを敷いてもらいました。
マットの費用は1テーブル500円だったので、花のボリュームを上げるのに比べて節約になりました。マットだけではなくミラーやライナー、キャンドルなどを置くだけでも違うと思いま す。
(6) 季節感も大切に
また花には季節があるので季節の花を使うのも節約になります。私は芍薬が好きなのですが季節が合わず芍薬を使うと高くなってしまいます。
そこで担当の方に相談すると、芍薬に似た八重咲きのバラで季節に合うものを探してきてくださり、費用を抑えることができました。
ポイントを押さえて素敵な式にしましょう
私の結婚式ではこだわる部分とこだわらない部分を見極めて、節約しつつも大体思い通りの装花で当日を迎えることができました。
ついに迎える結婚式の日、式場が咲き誇る花々に飾られているのを見るとその日が特別な日であることをより一層強く実感できると思います。
それに装花は記憶だけでなく後々二人で見返す写真にも残るもの。装花にもこだわって是非忘れられない一日を過ごしていただければと思います。