マタニティヨガは、無理なく身体を動かせて、しかも心も穏やかにできるので、おすすめ!…なのですが、本当にマイナス要素はないのでしょうか?
- マタニティヨガが向かない人は?
- 受けた人で失敗した人の声も知りたい
- 実際の現場から見た感想は?
本当にちゃんとできるのか心配になっていませんか?これからマタニティヨガを始めようとする人なら、どういったポイントに注意すればいいのかを知っていると、安心してスタートすることが出来ますよね。
いざスタートしてガッカリしないために、マタニティヨガの向き不向きを踏まえてお伝えします。
激しい運動を期待する人には物足りないかも
マタニティヨガを一種の「運動」として捉えて始めると、もしかしたら物足りなさを感じるかもしれません。マタニティヨガの本質は「心と身体の調和」です。それを実現させるために身体を動かすと思ってもらえるといいでしょう。
つまり、身体を動かすことがメインでは無いのです。呼吸を整えたり、瞑想したりといった時間も多くなります。
- 「妊娠前にアクティブな運動をやっていた」
- 「しっかり汗をかくつもりで来た」
妊娠前にアクティブに身体を動かしていた人は、つい以前の運動内容と比べてしまいがちです。そのため、「動ける」「動きたい」妊婦さんにとって、通常のマタニ ティヨガでは運動量が物足りなく感じられることはあります。
冷え性の人は事前に対策を
上記で説明したように、マタニティヨガは決してアクティブな運動ではありません。受けるコースやインストラクターによっては、身体を動かす時間が少ないこともあり得ます。
そのため時期によっては、エアコンで体が冷えてしまうこともあり注意が必要です。マタニティヨガには、寝転がってリラックスするパートも多く、「寒くて震えてリラックスどころではなかった」という声を聞いたこともありました。
もともと冷えやすい人は、「タイツを履く」「長めのシャツで参加する」など、前もって冷え性対策を考えておくと良いでしょう。
体重管理を考えている人
マタニティヨガで体重増加を食い止めようと思って受けに来る方がいます。しかし、ほとんどゆるやかな動きしかないマタニティヨガに、そのような効果を期待するとガッカリします。
マタニティヨガは、妊娠時に乱れやすい心身のバランスを整えることが、一番の目的です。そのため、汗をダラダラかくような運動はかなり少なめです。
「動きたい」「安全に運動したい」という気持ちが強い人は、一度体験コースを受けたり、クラスの内容をちゃんと事前に調べてから参加することをおすすめします。
クラスの人数を考える
マタニティヨガは、クラスの規模で内容やレベルに差が出ます。
- 病院が主催するマタニティヨガのクラス
- ヨガスクールのマタニティクラス
- 個人レッスンのマタニティクラス
規模が数十人の団体クラスは、簡単に言えば、「インストラクターの動きをみんなでマネをするクラス」です。個別に指導することはありませんので、「これで合ってるのかな?」と毎回疑問を持ちながら参加している人も少なくありません。
また、マンツーマンでなく団体クラスでということになると、万人受けする内容構成になるため、どうしても安全で運動強度を抑えたものになりがちです。
集団クラスと少人数クラスでは、内容に大きな差がでます。「自分が希望としているマタニティヨガがどちらか?」と考えて選ぶと失敗を避けられます。
ヨガのポーズができない
もともと運動が苦手な方や身体の固い方は、マタニティヨガが合わない人も一定数います。
臨月も近くなってくると、大きいお腹と重たい身体で座るのもやっとといった状態です。
重たい身体で全くヨガのポーズが出来ず、足の裏や太ももがすぐつった、痛みでヒーヒー言いながらジタバタするだけ…。そのため、ヨガも座って手や足を広げるだけで、インストラクターと同じポーズなんて到底不可能、リラックスして頭をからっぽにしてするはずのヨガのはずなのに、不安と雑念でいっぱいになってしまう人もいます。。
集団クラスだと、周りの妊婦さんとも比べてしまうので、ますますついていけない自分に焦ってしまうようです。無理矢理やろうとすると、お腹も張りやすくなるため、その事に気が取られヨガに全く集中出来ないという声はよく聞きます。
特に第一子の妊娠中は、気持ちも不安になりがちなのでマタニティヨガもリラックス出来そうにないかもしれません。
まとめ
マタニティヨガで「失敗した…」と感じる人には、以下のような傾向があります。
- マタニティヨガに過度に期待しすぎている
- 自分の運動レベルに合っていない
- 特別な運動だと思っている
マタニティヨガには、運動の時間以上に、メディテーションやほぼ同じ時期に出産を迎えるママ同士の出会いや交流の場といった役割もあります。
同じ「妊婦さん」であっても、ひとりひとり元々の体力や運動習慣は違います。またその日の状態も違います。いっぱい動きたいときもあれば、体は動かしたいけどごく軽めにしたい、というときもあります。
ここに関しては、教室の考え方やインストラクターの考え方が大きく反映される部分です。ぜひ自分に合ったマタニティヨガを探してみてください。